- 北欧・フィンランドの人の幸福度の高さの理由を知りたい人
- 世界幸福度ランキングに興味がある人
- フィンランドの暮らしや特徴が気になる人
このページで紹介する内容は、、
【現地人に聞いた、フィンランドが幸福度世界一の理由】
皆さんはフィンランドと聞いて、何をイメージされるでしょうか?
サンタクロース、オーロラ、サウナ、ムーミン、北欧家具など、様々なイメージがあるかと思います。
そんな北欧に位置する国、フィンランドは世界で最も幸福度が高い国として知られています。
世界幸福度調査でも数年連続して世界一位になるなど、幸福度の高さが内外からも注目されています。
※ちなみに日本は54位です。
寒さや日照時間の少なさ、税金の高さや高齢化など、日本と同じような社会事情や日本と異なる点もあります。
今回は筆者が北欧フィンランドを旅行で実際に体験してきた内容を含めて、紹介します。
※フィンランド旅行を考えている人はこちらのおすすめ観光地も確認ください。
【参考】フィンランド旅行のモデルコース
フィンランドが幸福度世界一の理由解説 現地フィンランド人へのインタビューや北欧旅行の体験談踏まえた考察
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【自己紹介】ほぼ毎月弾丸海外旅行に行くサラリーマン
- 品川区在住のサラリーマン
- 趣味は海外旅行
- 連休はほぼ海外へ渡航
- 通算30ヵ国以上(コロナ後に20ヵ国以上)
- プライオリティパス、スターアライアンスゴールド、マリオットゴールド保有
- 海外旅行のスタイルは【定番観光地を効率的に巡る】
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【幸福度の高い理由①】自然環境
フィンランドの特徴として、日本とほぼ同じ国土面積に対して、人口は約500万人です。
自然環境に恵まれていて、首都ヘルシンキから少し離れると森や湖などの大自然を体感することができます。
そのため、他人と関わるよりも自然と関わる生き方になります。
また、フィンランドのルールとして、自然になっている果実は誰でも自由に採取して良いという内容があります。
事前の恵みは誰しもが受けるべきという考えが根付いているように思います。
【幸福度の高い理由②】人口・暮らし
こちらは実際に現地でフィンランド人に「なぜフィンランドの人は幸福度が高いのか?」と聞いてみたところ、「人と人のパーソナルスペースを尊重しているから」という答えが返ってきました。
面積に対して人口が少なく人口密度が低いことともしかしたら関連しているかもしれないですが、相手に対して1人の人間として尊重している文化が結果的に幸福を感じるとのことです。
歴史的にも他国に攻められ統合されてきた過去も関係あるかもしれないです。
筆者が様々な場所で現地フィンランド人と接した感覚としては、他国と比べても観光客に対しても優しく丁寧な印象です。
人見知りでシャイな気質と聞いていましたが、街中や飲食店では大声で話している人は少なく、静かで落ち着いた様子でした。
決して機械的なコミュニケーションではなく、丁寧かつフレンドリーな対応をされる方がほとんどでした。
※店員さんは必ずフィンランド語のHelloである"Moi Moi"と話しかけてくれるし、ドミトリーのスタッフや出国手続きの人は、"こんばんは"や"ありがとう"と日本語を使って笑顔で対応してくれました。
そうした点がお互いに接していて心地良く、幸福感に繋がっているのかもしれません。
【参考】フィンランドでの年末年始・年越し
【幸福度の高い理由③】交通・インフラ
フィンランドの交通事情は日本とは大きく異なります。
日本では東京駅から上野駅に行く場合、電車の切符を買い、改札を通過し、電車に乗って移動し、着いたら改札を出る、という流れだと思います。
※ICカードを使う場合は切符を買う動作が短縮されます。
バスで移動する場合も、乗降時にICカードをタッチする形です。
フィンランドの交通事情で大きく異なるのが改札がない点です。
電車に乗る時も改札がなくホームに行けてそのまま電車に乗れるし、バスもそのまま乗ることができます。
【参考】フィンランド旅行の決済事情
また、日本は駅から駅まで金額が細かく決まっているのに対し、フィンランドはエリアごとに金額が決まっています。
イメージとしては、A.山手線内、B.23区内、C.東京都内といった区分で分かれていて、ABの移動ならならいくら、ABCの移動ならいくらといった形です。
※1日券、2日券ならその日数は乗り放題です。
乗り方とエリア制だけでなく、チケットは90分間利用可能で、時間内なら何回乗っても降りても良いルールになっています。
しかも電車、路面電車、地下鉄、バス、フェリーは全て同じチケットで乗ることができ、それぞれ改札がないです。
もちろん無賃乗車が発覚した場合は罰金となりますが、こうしたルールの根本には性善説があり、改札や細かいルールを作ることに時間とお金をかけるよりは、大まかなルールにしたほうがストレスが少ないのかもしれません。
【幸福度の高い理由④】教育・社会保障
フィンランドでは教育費が無料で、どんな家庭に生まれても大学まで無料で学ぶことができます。
教育問題は世帯年収にも大きな影響があり、お金がある世帯に生まれた子供のほうが学べる環境が整っているため、将来的に高い収入を得られる、というのが今の日本社会の状況かと思います。
しかしフィンランドでは教育費が無償のためどんな世帯の子供でも子供の意欲があれば学ぶことができます。
子供に限らず、社会で出てからも学び直しをする文化があり、やり直しができる点が特徴です。
※その分、新卒といった区分はなく、インターンシップで労働経験を積み、即戦力として社会に出ていく仕組みのようです。
また、世界一に選ばれた公共図書館もあり、読書に限らずボードゲームや裁縫、3DプリンターやVRゲーム室など、市民の知的活動を支える仕掛けがいくつもあります。
【幸福度の高い理由⑤】文化・娯楽
サウナはフィンランド発祥として知られていて、フィンランドは家庭にほぼ必ずサウナがあるほどサウナ愛国です。
フィンランド式のサウナは日本のような高温に入るのではなく、スモークサウナ・スチームサウナにゆっくり話しながら入り、海や湖で泳いで体を整える楽しみ方です。
※筆者が実際にフィンランドのサウナに入ってみた体験談はこちらです。
【参考】フィンランドおすすめサウナ
また、世界的に有名なムーミンやアングリーバードなどのキャラクターが生まれた地で、特にムーミンの世界観は北欧・フィンランドの世界が舞台となっています。
【幸福度の高い理由】まとめ
- 自然と密接な環境
- 個人を尊重する価値観
- 性善説で無駄を省く交通事情
- 誰でも平等に学べる土壌
- 世界特有の文化が生まれる豊かさ
【参考】2泊3日おすすめ海外旅行先の体験談まとめ
【さいごに】幸福度の高いフィンランドを実際に体験できる旅行について
筆者は日本に住む日本人ですが、実際に幸福度世界一のフィンランドを旅することで、自分自身も幸福度が高くなったような体験ができました。
1週間フィンランド旅行の様子はこちらのブログにまとめています。
【参考】フィンランド旅行の総額費用
氷点下以下の気温が当たり前のフィンランドを全身ユニクロコーデで防寒対策した時のアイテムはこちらのブログで紹介しています。
【参考】フィンランド旅行の服装
他にも海外旅行の実体験をまとめているので、アクセス・いいね・読者登録してもらえると嬉しいです!
【参考】フィンランド旅行のスマホ電波事情
【参考】フィンランド旅行の宿泊事情
また、フィンランド以外にも日本から週末弾丸海外旅行できる国はいくつもあります。
筆者が実際に弾丸旅行した国とその実体験をもとにしたモデルコースをいくつか紹介しているので、参考にしてもらえると嬉しいです。
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